思い出となるお葬式

お葬式は、故人との別れの悲しみに満ちたひとときですが、亡き人を介して、今を生きている人どうしの交流を生み出す場でもあります。ふだんは年に1、2度、電話越しのご挨拶のみだった親類縁者が集まり、近しく顔を合わせて亡き人の思い出を語るうち、自分たちの近況をも報告し合って、日ごろは意識しない血縁の大切さに気付くことができます。
それこそ、亡き人への大切なご供養ともなり、旅立ちを見送る素晴らしい式典となるのではないでしょうか。
かつてのお通夜やお葬式は、自宅で、ご近所の方々に支えられてという形式でしたが、近年の葬祭ホール等での式典のほうが、ご近所への気遣いをしなくても良いぶん、身内どうしの語らいが増えることにつながるようです。
お葬式は、亡き人への大切な式典であると同時に、これからを生きる家族や親族一同の絆を深める大切な儀式でもあります。
故人の思い出と共に、お葬式での交流そのものが懐かしく思い起こせるようなひとときであれば、何よりと思います。